子どものしたいことを止めたくないけど、ちょっと困るなということありませんか?
今回は「言葉の言い換え」でうまくいったケースを2つご紹介します。
道端の草花を収穫してしまう
散歩のとき、お買い物のとき、登園のとき、など…眠くなければ子どもの観察眼は常に光っています。まさに道草の達人!親の余裕を試される時ですよね。時間があれば多少待てる方も多いかもしれません。
私が困ったのは、道端の草花をたくさん摘んでホクホク顔の後、飽きたら「ママ持ってて」と預けられてしまうこと!出先で渡されてもやり場に困るし、帰宅後に捨てるにも心が痛むし、花瓶に生けてもたいして元気が回復しないもの。
そんなある日、タンポポを取ろうとする我が子にこう話してみました。
大きなタンポポが見れてうれしいね。他にも見れるのを楽しみにしてる人がいるかもしれないから、取らないでおこうか。
これが効果テキメン♪それ以降は気に入った草花があれば一緒に写真を撮り、取らずに立ち去ることができるようになりました。
花がきれいだね、見たい人がいるもんね
ホントは摘みとりたいんですよね。草花を愛でる気持ちは育てたいけど、「〜したらダメ」以外の言葉を使いたいと思ったらぜひ。
悪気のない言葉が友達を傷つけてしまう
運動会当日の朝、晴れてうれしい我が子が友だちに放った一言。
青は雨の色、赤は太陽の色だから今日は赤組が勝つぞ〜!
自分は赤組なのでそんなことを言うのですが、青組の友だちはテンションだだ下がり。そこで咄嗟にこう言い換えました。
青組の青は青空の青だよ。今日はいい天気だから両方とも見えるね。
少し気持ちも晴れたような気になりませんか?
プラスに言葉を言い換えられたら嫌な気持ちも塗り替えてくれそうです。
この話は卒園間際にそのお友だちのお母さんが思い出エピソードを話してくれたんです。今でも覚えてると言ってくれて、悲しい気持ちにさせないで済んで良かったなと胸をなで下ろしました。
成長するにつれ、子どもはどんな言葉が相手を傷つけるかを理解していきます。自分の気持ちを閉じ込めないで、周りと楽しくやり取りできるのが理想ですが、大人になると本当に難しいと感じます。
これ言ったら相手が嫌な気持ちになるかもしれない→何も言わないという選択を私はたくさんしてきました。そのほうが楽だったから。でも我慢は溜めると心に負担がかかるので、楽じゃないけれどうまく言葉にする方法を模索したいなと思います。
いかがだったでしょうか。日常生活での一場面を切り取ったケースなのでヒントになるか微妙ですが、「あれはダメこれはダメ」とつい言ってしまう自分をどうにかしたいがための言い換え話術。
私も日々精進していきたいです。